火棘(かきょく)

サントリーは健康を科学する健やかな生活のための火棘(かきょく)情報をわかりやすくお届けします。

シミのない、いつまでも輝き続ける素肌のために。火棘果実抽出物の美白作用を確認。
健康と美容を科学するサントリー健康科学研究所では、酒造技術で培ったポリフェノールや酵母の力はもとより、さまざまな植物エキスの生理作用についても、長年にわたり研究を続けてきました。その研究成果のひとつが、火棘(かきょく)と呼ばれる植物です。 有用性にいち早く着目し、メラニン色素の生成抑制作用を明らかにすることで、火棘果実抽出物の美白作用を確認しました。

火棘(かきょく)とは
バラ科ピラカンサ属の植物で、中国の陝西省、西安付近に自生し、燃えるような赤い果実と枝の鋭い棘をもつことから火棘と呼ばれています。果実は別名を「赤陽子(せきようし)」という高原に自生する生薬のひとつで、中国の古い書物には消化不良や産後の肥立ちなどに役立てられていたと記されています。

[2つのアプローチから検討]火棘果実抽出物のメラニン色素生成抑制効果を確認!

美白効果を得るためには、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑えることがポイントとなります。
そこで、2つのアプローチから火棘果実抽出物の色素生成抑制効果を検討しました。

アプローチ1
チロシナーゼ活性に対する抑制作用についての検討
メラニン色素は、チロシンというアミノ酸がドーパ、ドーパキノン、ドーパクロームなどの中間生成物を経て最終的に褐色のメラニンポリマーが形成されるという反応によって生成します。このようにして生成した褐色のメラニン色素が表皮で部分的に蓄積すると、その部分の皮膚が褐色に見え、シミと呼ばれる状態になります。
メラニン色素の生成において多くの反応過程を進行させる役割をするのがチロシナーゼという酵素で、チロシナーゼの働きを抑えることにより、メラニン色素の生成量を減らすことができます。 そこで、火棘果実抽出物がメラニン色素の生成を抑える効果を検討するため、チロシナーゼ活性の抑制作用について検討を行ないました。
チロシナーゼ活性を最大約60%抑制!

[試験方法] メラニン色素生成過程の中間生成物のひとつ、ドーパを試験管内でチロシナーゼと反応させるとドーパクロームという物質が生成します。ドーパクロームは特定の光を吸収する性質があるため、光の吸収量(吸光度)を測定することにより、ドーパクローム量を算出することができます。 そこで、ドーパとチロシナーゼを溶液の中で混合し、生成したドーパクローム量を吸光度から算出する評価系を用いて、火棘果実抽出物を添加することでドーパクロームの生成をどれだけ抑えることができるかを測定し、チロシナーゼ活性に対する抑制作用を検討しました。

結果
火棘果実抽出物の添加量の増加に伴って、チロシナーゼ活性を抑える効果が高まり、最大で約60%の阻害作用が確認されました。
アプローチ2
メラノサイトのメラニン色素生成に対する抑制作用についての検討

メラニン色素は、皮膚に存在するメラノサイトと呼ばれる細胞の中で作られます。 そこで、メラニン色素を作る性質をもつB16メラノーマという培養細胞を用いて火棘果実抽出物がメラノサイトのメラニン色素生成を抑える働きについて検討を行ないました。

メラニン色素の生成量を最大約60%抑制!

[試験方法]B16メラノーマ細胞の培養液に火棘果実抽出物を添加して数日間培養しました。その後、回収した細胞をアルカリで処理し、細胞内に蓄積したメラニン色素を抽出しました。メラニン色素が吸収する光の量を測定することでメラニン色素量を算出し、火棘果実抽出物が細胞のメラニン色素を作る働きをどれだけ抑えることができるかを確認しました。

結果
火棘果実抽出物の添加量の増加に伴ってメラニン色素の生成量を抑える効果が高まり、最大で60%以上の抑制作用が確認されました。
火棘果実抽出物は、メラニン色素の生成過程において重要な働きをするチロシナーゼの活性を阻害すること(アプローチ1)、そして細胞のメラニン色素生成を抑えること(アプローチ2)を確認しました。 このことから、火棘果実抽出物には、シミを防ぐ美白効果が期待できます。

※アプローチ1、2の試験は1990〜1991年に当時のサントリー株式会社基礎研究所にて実施されたものです。


この他、火棘果実抽出物には美肌作用に加え、抗酸化作用、抗炎症効果および保湿効果が期待できることが確認されています。
サントリー健康科学研究所は、これからも火棘果実抽出物のちからを引き出す研究に取り組んでまいります。
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