副交感神経に働く音楽のチカラ

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不調がスッキリ!「副交感神経に働く音楽のチカラ」

Q

「音楽が心身の不調の原因であるストレスの対策に役立つって、ホントですか?」

A

「音楽には心を豊かにするだけでなく、心身の不調を招くストレスの対策に役立つことが、近年の研究によって明らかになってきました。中でも注目したいのは、生命活動をコントロールしている自律神経の副交感神経に働きかけて、ストレスで交感神経に傾きがちな自律神経のバランスを整えてくれるチカラ。そのしくみと上手な聴き方について、ご説明いたします。」

自律神経のバランスが整うと 冷えが解消・血行が促進・血圧や血糖値が安定・心身がリラックス・睡眠の質が向上・免疫力がアップ

音楽は、“聴くサプリ”

 三つの作用で、心も体も変化する
 音楽には三つの作用があるといわれています。
 一つ目は心理的な作用。昔懐かしい曲を聴くと当時を思い出して穏やかな気分になった経験は、どなたにもあるのではないでしょうか。
 二つ目は人と人をつなぐ社会的な作用です。校歌や応援歌をみんなで歌うと団結力が強まり、初めて会った人でも一緒に歌を歌うと距離が縮まります。
 そして三つ目が、近年注目される生理的な作用です。音楽の好き嫌いとは関係なく、体に良い変化が表れる音や曲が分かってきました。その特性を医療に応用し、不調の予防や改善に役立てようというのが「音楽療法」の考え方。いわば“聴くサプリ”です。

音は背骨を通して自律神経に働きかける
 音楽の生理的な作用でよく知られるのが、音の周波数と背骨との関係です。背骨は音の振動に反響しており、高い音は延髄(えんずい)の近く、低い音は仙椎(せんつい)の近くに反響します。高い音が頭にキンと響いたり、低い音がおなかにズンと響いたりするのは、実体験でもうなずける話でしょう。
 背骨は、私たちの生命活動をコントロールしている自律神経とも密接な関係にあります。自律神経には、活動モードに導く交感神経と、休息モードに導く副交感神経があり、交感神経の出る胸椎(きょうつい)や腰椎(ようつい)には約250〜2000ヘルツの音が、副交感神経の出る延髄には約4000ヘルツ以上の高音が響きます(下図)。

音の周波数と背骨の対応関係 背骨はピアノの鍵盤と同じように並んでおり、音の高低によって反響する場所が違います。副交感神経に働きかけるのは約4000ヘルツ以上の高い音です。

様々な不調には音楽で!

 多くの不調の背景に副交感神経の働きの低下が
 自律神経は、交感神経と副交感神経が交互に切り替わり同じレベルで働くのが理想的。しかし、副交感神経の働きは加齢やストレスにより低下するため、交感神経だけが強く働くアンバランスな状態になりやすく、様々な不調を招いているケースが多いのです。
 大きな理由は、交感神経ばかりが優位な状態が続くと、免疫機能が乱れ、外敵を攻撃するための活性酸素が増え過ぎること。過剰になった活性酸素は健康な細胞まで傷つけるため、血管や内臓に炎症が起きやすくなります。
 また、交感神経は血管を収縮に導くため血圧が高い状態が続き、血管の老化が進行。血流も悪くなるため、体のすみずみに栄養や酸素、熱が届きにくくなり、全身の機能低下につながります。
 こうした不調や病気を予防・改善するには、まず自律神経のバランスを正常な状態に戻してあげること。そこで取り入れたいのが、副交感神経に働きかける音楽のチカラです。

副交感神経の働きが低下するとこんな不調が表れやすくなります ・血圧が高い状態が続く ・手足の冷えを感じる ・かぜをひきやすい ・不安や心配で気持ちが落ち着かない ・胃腸の調子が良くない ・寝つきが悪い、よく眠れない

 “高音域”と“ゆらぎ”が癒やしのキーワード
 高周波を多く含む曲が良いと考えられますが、ほかにもう一つ、副交感神経の働きを高める大切な要素が“ゆらぎ”です。
 ゆらぎとは、小川のせせらぎや波の音のように、連続的だが一定ではない“揺れ”のこと。高音域でゆらぎのある音が繰り返し流れる曲を聴くと、副交感神経が優位に働くため、心身がリラックスしてきます。
 副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整えば、免疫機能が正常に働き、血流が促されるので、様々な不調の改善が期待できます。

音楽のチカラで、乱れた自律神経のバランスが安定
副交感神経に響く音楽の選び方・聴き方 音楽は家事や仕事をしながらBGMとして聴いたり、床に就いて聴いたりしてもいいのですが、「音楽療法」として取り入れるなら、音に集中して聴き入ることが大切。また、聴く前にコップ1杯の水を飲んでおくと、ストレスで高まった緊張感をほぐす糸口にもなります。音楽を聴いていて、唾液が出てきたり体がポカポカしてきたりしたら、副交感神経にスイッチが入った証拠。心身の健康維持のため、音楽を゛聴くサプリ”として毎日の生活に取り入れてみてください。
こんな音楽を 高音域のメロディー:高音域で透明感のある、明るいピアノやバイオリンの曲 ゆらぎのリズム:自然の音のように、心地よいリズムを繰り返す音楽 和音のハーモニー:音程の違う複数の音が重なって奏でるハーモニーがある音楽こんな環境で 雑音は入らないように:心地よいと思う程度の音量で。ヘッドホンを使うのもおすすめ 目からの情報は遮断:視覚を刺激しないように部屋は薄暗く。目を閉じるとリラックスしやすい リラックスできる姿勢で:座り心地の良いイスやソファに座り、ゆったりとくつろいで 1回20〜30分を1日3回:何度も集中して聴く必要はありません。忙しければ朝晩2回でも
副交感神経の働きを高め心身の健康を保ちましょう!
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