脳に大切な栄養素「オメガ脂肪酸」の情報サイト 脳の秘密についてご紹介します。
年齢を重ねるにつれ、「人の名前がなかなか出てこない」「同じことを2度聞いたり言ったりしてしまう」といったことが増えてきていませんか?
そんな記憶力や学習力に深く関わるのが、脳の「海馬」というところです。
実は、オメガ脂肪酸であるDHA・ARAは、その海馬を構成する重要な成分なのです。
実は、加齢により認知機能が低下している高年の方が、オメガ脂肪酸のひとつであるDHAを摂取すると、“記憶力が改善”したという報告があります。
また高年の方だけでなく、発達段階にある乳幼児においても、DHA・ARAを添加したベビーミルクを摂取すると、無添加のベビーミルクを与えられた乳幼児よりも、記憶を含む精神発達指数が高い値を示すことがアメリカの研究で明らかになっています。ARAは赤ちゃんの発育を支える母乳の中にも含まれており、脳を育てるのに重要な成分として注目を集めています。
「外出がおっくう」「あと片付けが面倒」「趣味やおしゃれが楽しめなくなった」といった気力の低下も、実は脳の衰えが関係しているのです。サントリーでは、オメガ脂肪酸が記憶力だけではなく、気力の維持にも役立つことを明らかにしています。
DHA・EPAの摂取量をもとに40歳以上の男女を3グループに分け、約8年間の追跡調査を実施。その結果、摂取量の多いグループの「抑うつ発生リスク」は、少ないグループに比べて、低くなることがわかりました。この結果からも、DHA・EPAを摂ることは、「気力の衰え」の予防につながることが期待されます。
※「国立長寿医療研究センター・老化に関する長期縦断疫学研究」(NILS−LSA)の疫学データをもとに解析