『アラ?現象』の進行度と食生活との相関関係が浮き彫りに

第2回調査結果:脳(アタマ)の健康とその衰えを実感する『アラ?現象』に関する意識と実態調査に関するページです

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3.脳の栄養補給に関する知識

健脳食として青魚は定着している。しかし肉・卵がいいということはまだまだ知られていない!

「脳(アタマ)の健康を維持するためにはどのような食品を摂ればよいと思いますか」という質問に対し、群を抜いて回答の多かった食品は「青魚」(79.9%)でした。次いで「豆腐など豆類加工品」(54.2%)、「野菜類」(47.0%)などが挙げられました。
一方、卵や肉類など、脳の健康維持に重要な成分が豊富に含まれるとされる食品(健脳食)については、回答が比較的少ない傾向にあることが認められました。

脳の健康によいと思う食品(抜粋) *複数回答
菅野名誉教授のコメント

脳の健康維持に不可欠な脂質は、コレステロール過剰を意識しすぎて避けられがちなようです。ARA(アラキドン酸)などを豊富に含む卵や肉も、バランスよく摂ることをおすすめします。

健康に関する食品や成分の知識には、まだ誤解が目につきます。この結果も、からだや脳のためというよりも、コレステロールを意識しすぎた選び方のように思います。そのため肉や卵の健康価値がほとんど評価されていないのではないかと思います。トップの青魚には、脳に大変よいDHAが多く含まれています。このことが知られてきたことは大変喜ばしいのですが、脳にとって重要な機能を持ち、必須脂肪酸のひとつでもあるARAを一緒に摂ると、よりよくなることはあまり知られていません。
ARAは、肉や卵に含まれ、健康的な脳の維持に貢献する、今注目の栄養成分です。また、ARA以外にも、肉や卵には良質なタンパク質や脂溶性のビタミン、そしてミネラルが豊富に含まれています。これらの良い点が、高カロリーとかコレステロールを含んでいるといった理由によって、見過ごされているのであれば残念なことです。ひとつだけの食品で健康になることはありません。魚は大変優秀な食材ですが、ARAを含む肉や卵ももっとバランスよく食生活に取り入れてほしいものです。

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4.実際の食生活と『アラ?現象』進行度

「青魚」と「肉・卵」、両方バランスよく食べている人は、片方だけ食べている人よりも『アラ?現象』の進行が「まだ安心」レベルに保たれている。

本調査では、『アラ?現象』の進行度と日常の食生活についての考察を行いました。その結果、1週間の間に、「青魚と、肉または卵の両方を摂取している人」と「どちらかのみしか摂取していない人」の『アラ?現象』の進行度を比較すると、「まだ安心」レベルで10%以上の差が見られました。

ここ1週間での青魚・肉・卵の摂取と『アラ?現象』進行度の関係
菅野名誉教授のコメント

魚と肉、卵をバランスよく摂ることで、DHAとARA(アラキドン酸)が補給され脳の健康が維持されます。肉や卵のカロリーが気になる方は、サプリメントで摂取するのもよいと思います。

魚と肉、卵をバランスよく摂った成果が、よく表れている結果だと思います。これらの食品に含まれる良質な栄養素は、からだ全体の健康にも寄与していますが、脳に関して言うとDHAとARAの影響が大きいのではないかと考えられます。ARAは体内でつくられますが、加齢とともに体内でつくることができる量は減少していきます。そのため肉や卵などを用いた食事から摂取することが必要になってきます。
ただしカロリーが気になるという人もいれば、高齢の方のように脂質をしつこいと感じる人もいらっしゃるかもしれません。そのような方は、サプリメントを試してみるのもよいと思います。ひとつだけの食品で健康になることはありません。魚は大変優秀な食材ですが、ARAを含む肉や卵ももっとバランスよく食生活に取り入れてほしいものです。

レバー・内臓肉が好きな人は『アラ?現象』の進行度のレベルが低い。

「ここ1週間で摂取した食品」と『アラ?現象』進行度の関係を見てみると、「内臓肉(レバー)」を摂取した人のうち、「まだ安心」の人は65.6%と他の食品に比べて多く、反対に「かなり注意」の人は21.3%と少ないことがわかりました。他の食品のほとんどが、全体の割合と同様に、「まだ安心」が55%前後、「かなり注意」が25%前後を占めていることから考えると、レバーを摂取している人は、脳の機能が高く保たれているといえるでしょう。

菅野名誉教授のコメント

レバーを食べている人の『アラ?現象』進行度が低いのは、レバーに含まれるARA(アラキドン酸)の効果の表れかもしれません。

レバーは摂取する機会が少ない食品のひとつです。そのレバーを食べている人が『アラ?現象』の進行度が低いという結果は大変おもしろいと思いました。実はレバーにはARAが大量に含まれています。そう考えると、ARAの効果がダイレクトに表れた結果なのかもしれません。

ここ1週間で摂取した食品と『アラ?現象』進行度の関係

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