成分の組み合わせがコラーゲンを生み出す力に与える影響について、サントリーがご紹介します。
高濃度PO・OGコラーゲンにエラスチンとプロテオグリカンを組み合わせる実験を行い、
コラーゲンを増やす機能に対する影響を明らかにしました。
私たちの肌は、上から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層でできています。その中で、ハリに大きく関わっているのは、表皮の下の「真皮」の状態なのです。「真皮」を良い状態に保つことがふっくらとした美肌につながります。
「真皮」は美肌の土台のようなものなので、とても大切な部分といえます。
加齢などによって、「真皮」の働きが低下すると、肌を支えることができなくなり、ハリが失われてシワやたるみの原因になります。
そんなハリのある美肌に大切な「真皮」の、約70%を占めるのがコラーゲン。
「真皮」の中で網目状になって表皮を支え、ハリをつくりだしています。
他にも「真皮」の中には美肌に大切な成分があります。
コラーゲンをサポートするエラスチンやお肌の弾力を担うプロテオグリカンなどです。
ここで注目したいのが、線維芽細胞の働きです。
線維芽細胞はコラーゲンやエラスチンをつくる細胞で、いわば、
美肌のための成分を生み出す工場なのです。
サントリーは
高濃度PO・OGコラーゲンにエラスチンとプロテオグリカンを組み合わせることで
より効率的に線維芽細胞を増やせる事実を明らかにしました。
下のグラフはヒト皮膚線維芽細胞に添加した実験を行い、高濃度PO・OGコラーゲン、エラスチン、プロテオグリカンの組み合わせによる細胞の増加量を比較したものです。
高濃度PO・OGコラーゲン単独よりも、エラスチンとプロテオグリカンが入った方が線維芽細胞が増えており、増殖パワーが高まることが確認できます。
さらに!
サントリーは高濃度PO・OGコラーゲンに
エラスチンとプロテオグリカンを組み合わせることで
線維芽細胞の働きを活発にする事実を明らかにしました。
ヒト皮膚線維芽細胞に添加した実験を行い、高濃度PO・OGコラーゲン、エラスチン、プロテオグリカンの組み合わせによるコラーゲンを生み出す力を検証しました。
左のグラフはT型コラーゲン※1の産生量を比較したもので、右のグラフはT型コラーゲン遺伝子COL1A1※2が発現する量を比較したものです。
この2つの実験結果より、高濃度PO・OGコラーゲン単独よりも、エラスチンとプロテオグリカンが入った方がコラーゲンを生み出す力がアップしていることが確認できます。
※1 真皮を構成するコラーゲンのうち約80%を占め、皮膚の強度を保つために重要な役割を果たす
※2 T型コラーゲンを生み出す遺伝子