ゴマに含まれる抗酸化成分の中でも、とくに「セサミン」は、老化の原因となる活性酸素を除去し、若々しさを保つパワーを秘めています。「セサミン」の特徴は、活性酸素が多く発生する肝臓で、強力な抗酸化パワーを発揮すること。肝臓に届くまでパワーを温存し、たどり着いてからはじめてフル稼働させるのです。抗酸化成分の中でも、たいへん珍しい特徴として、多くの研究者から注目を集めています。
激しい運動をすると、体内で活性酸素が発生し、血漿中の脂質は酸化されてしまいます。しかし「セサミン」を摂取すると、脂質の酸化が抑えられることを、ヒトにおいて確認しました。つまり、体内における「セサミン」の抗酸化力が認められたのです。この結果は、京都大学との共同研究として、日本体力医学会シンポジウムでも発表し、大きな反響を呼びました。
ウイスキー、ワイン、ビール、烏龍茶など、サントリーは創業以来、ポリフェノールを様々な形で商品化し、お届けしてきました。その知識と技術の蓄積は、今日の健康・美容分野の研究へと繋がっています。
1994年、国立健康・栄養研究所と共同研究した「赤ワインに含まれるポリフェノールの動脈硬化予防効果」を記した論文をはじめ、様々な成果発表が世界中の研究者たちの注目を集めています。その中でも代表的な成分が、ゴマのポリフェノール「セサミン」です。
「セサミン」における論文数は41報、学会発表は87回。類を見ない高評価に専門家からの驚きの声も多く、現在も、秘められた可能性を解明するべく、サントリーの「セサミン」研究は続いています。