運動器の衰えが軟骨の減少を引き起こし介護のリスクにつながる

新 脚の老化問題として、介護のリスクにつながるロコモティブシンドローム(運動器症候群)の原因や対策についてご紹介します。

他人事ではありません!歩くのが遅くなってきたら・・・『介護予備軍』!?放っておくと“要介護”につながる、
話題の「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」。

歩くのが遅くなった、と感じたら脚の老化のサインです。

脚の老化が最もわかりやすいのは歩行速度です。歩いていて、若い人に追い越されることが多くなった、ということはありませんか?そんな方は要注意です。
「ロコモティブシンドローム」が厄介なのは、それぞれの運動器の障害は軽くても、それらがいくつか重なりあって引き起こされるということです。主な原因には次の2つがあげられます。

原因1 軟骨の減少によるひざの痛み

とりわけ多いのが、ひざ関節の軟骨がすり減ることで、歩く際に痛みを生じる変形性ひざ関節症です。ひざには体重の約3〜6倍もの負荷がかかるので軟骨がすり減りやすく、全国で約1000万人以上の方が悩んでいるといわれています。

原因2 加齢による脚の筋肉の衰え

歳を重ねると減少する筋肉量さらに、年齢とともにゆっくりとしか歩けなくなってしまうのは脚の筋肉が落ちてしまうからです。筋肉の量は年を重ねるにつれて徐々に減少していくため、この衰えが脚の老化の大きな原因になっています。脚の筋肉は体を支えたり、立ったり歩いたりする時に大切な役割を果たしてくれる重要な器官です。介護予防や予防医学の観点からも、筋力の維持が必要になります。つまり「ロコモティブシンドローム」にならないためのポイントは、脚の筋肉を保つことにあるのです。

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